2025/06/16
今年の顎変形症学会は6月5〜6日 北九州小倉の北九州国際会議場で行われました。
5日木曜日
シンポジウム1「外科的矯正による機能の改善を目指して」
・オペ後2ヶ月目でトレーニング開始、咬合力、接触面積は大きな差が認められなかった。咬む位置が変わったためか咀嚼サイクルの面積が増えているとの発表であった。
・オペ後自然に一定の改善は認めるも健常者までは難しい。なお、ガム訓練をしていると機能向上が認められた。
昼食セミナー3「顎矯正手術における治療選択と人材育成」
口腔外科医をきちんと育てるシステムを構築している。昔の徒弟制度のような教育ではなく、若い先生がオペに意欲的に向き合えるよう工夫されている。
シンポジウム3「骨格性開咬の治療戦略」
・PCR(進行性下顎頭吸収)について、下顎頭の骨密度を調べていた。
・開咬症における手術の判断基準を提示、開咬量2-3mmは矯正、5mm以上はオペ、FMA30°以下は矯正、38°以上はオペ(但しオペ後半分は戻る)また、矯正で上顎臼歯の圧下をしても50%は戻ると報告があった。
夜は、千葉西総合病院の先生方と食事、学会での講演内容やらオペの意見交換をして楽しい時間を過ごした。
6日については次回に続く