治療例|しばた歯科矯正クリニック|大井町の矯正歯科

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治療例

下顎前突症例

一般的に、下あごが上あごに比べて相対的に前方に突出して見える顔貌のことをいいます。「受け口」「しゃくれ」などと呼ばれることもあります。歯並びの悪さとは関係のない、先天的な顔の特徴と考えている人も多いようですが、これもれっきとした不正咬合です。下顎前突のため、他人に対して、コンプレックスを感じている人も多く、歯並びの矯正が行われる頻度は高いようです。
下顎前突は、一見すると怒っているような印象を与えてしまうことや、見る角度によっては「ニッ」と笑っているような表情に見えることがあり、周りにいる人は、その人の気持ちをはかりかねてしまうといった弊害も引き起こしているようです。 下顎前突は、特に日本人だけに多い歯並びではありませんが、それを気にして歯並び矯正をする人の数は多いので、「日本人には下顎前突が多い」といった認識が一般に広まっているのかもしれません。

18歳男性の症例
1997年5月 著しい反対咬合及び開咬、Angle Ⅲ級、下顎前歯の舌側傾斜

主訴
噛めない
診断結果
格性の下顎前突(下顎過成長による) 顎変形症(下顎前突症)
著しい反対咬合及び開咬、Angle Ⅲ級、下顎前歯の舌側傾斜
治療方針
術前矯正、連携病院において顎変形 症手術(下顎SSRO後方移動)、術後矯正
連携先
東京高輪病院(旧船員保険病院)歯科口腔外科
リスク副作用
矯正力による歯の痛み、歯根吸収、顎変形症手術による影響、顎位の変 更による不快感等が考えられます。
治療手順
非抜歯上下顎マルチブラケットによる上下歯列の配列(術前矯正)、連携病院に おいて顎変形症手術(下顎SSRO)、術後矯正
治療の費用
健康保険3割負担 総額260,040円
メリット
顎変形手術により上下顎歯槽の位置が改善され、それに伴い上下の歯列が咬合するようになり、物がきちんと噛めるようになりました。顔貌も改善されました。
デメリット
術前矯正、連携病院において顎変形 症手術(下顎SSRO後方移動)、術後矯正
治療期間/回数
1年10ヶ月(術前矯正14ヶ月、術後矯正8ヶ月)、34回

上顎前突

上顎前突は、「前歯のみが前突しているもの」「上顎骨が下顎骨より相対的に前方に突き出たもの」「機能的なもの」があります。大半が前歯の突出を伴います。一般的に「出っ歯」「反っ歯(そっぱ)」といわれている症状です。
この症状は上下のあごの前後関係が原因で生じ、特に指しゃぶりなどの悪いクセによって上の前歯が前に傾いてしまうこともあります。また「上あご自体が前方に出ている」「下あごが小さい」「上の前歯が前に傾いている」「下の前歯が内に傾いている」などの混合であることが多いです。一般的には上の前歯を後方へ引っ込めることが必要なので、抜歯の対象になることが多いでしょう。下あごが非常に小さい場合、成長期前の子供であれば下あごの前方への成長誘導が行われます。

32歳女性の症例
2002年3月 著しい下顎後退症例

主訴
出っ歯
診断結果
骨格性の下顎後退(下顎劣成長による) 顎変形症(下顎後退症)
Angle Ⅱ級、上顎前歯の舌側傾斜、下顎前歯の唇側傾斜
治療方針
術前矯正、連携病院において顎変形 症手術(下顎SSRO)、術後矯正
連携先
千葉西総合病院 歯科口腔外科
リスク副作用
矯正力による歯の痛み、歯根吸収、顎変形症手術による影響、顎位の変 更による不快感等が考えられます。
治療手順
上下左右第一小臼歯抜歯、上下顎マルチブラケットによる上下歯列の配列(術前矯正)、連携病院において顎変形症手術(下顎SSRO前方移動)、術後矯正
治療の費用
健康保険3割負担 総額178,100円
メリット
顎変形手術により上下顎歯槽の位置が改善され、それに伴い上下の歯列が咬合するようになり、物がきちんと噛めるようになりました。顔貌も改善されました。
デメリット
上下左右第一小臼歯の抜歯、連携病院への入院手術がありました。
治療期間/回数
2年7ヶ月(術前矯正23ヶ月、術後矯正8ヶ月)、42回

片側性交叉咬合

生まれつきの骨格の変形を除いて、人間は、ほぼ左右対称の姿で生まれてきます。左右の下顔面の変形の原因は、発育成長のさかんな学童期、つまり小中高のいずれかにあり、下顎骨を含む顔の下半分のケガ(外傷)、片側咬み、ほおづえ・うつぶせなどの姿勢によります。 これが中下顔面、いわゆる顔がゆがんで見える結果となるのです。

22歳女性の症例
2007年9月 左前方部反対咬合、Angle Ⅲ級、下顎が左方へ偏位

主訴
ゆがみ
診断結果
骨格性の下顎前突(上顎劣成長による) 顎変形症(下顎前突症+非対称)
正中線の偏位(8mm)
治療方針
術前矯正、連携病院において顎変形 症手術(下顎SSRO yawing)、術後矯正
連携先
横浜労災病院 歯科口腔外科
リスク副作用
矯正力による歯の痛み、歯根吸収、顎変形症手術による影響、顎位の変 更による不快感等が考えられます。
治療手順
非抜歯上下顎マルチブラケットによる上下歯列の配列(術前矯正)、連携病院に おいて顎変形症手術(下顎SSRO)、術後矯正
治療の費用
健康保険3割負担 総額197,340円
メリット
顎変形手術により上下顎歯槽の位置が改善され、それに伴い上下の歯列が咬合するようになり、物がきちんと噛めるようになりました。非対称の顔貌も改善されました。
デメリット
連携病院への入院手術がありました。
治療期間/回数
1年0ヶ月(術前矯正6ヶ月、術後矯正6ヶ月)、18回